女心と秋の空

ベンジャミンという名の、クールジャパンな仕事をしている米国人の友人かつ親友の旦那がいるのだけど、彼との会話の1コマをお送りしたい。

近年、女性優先(あるいは優遇)こそが紳士の嗜みだと持て囃され、男性の価値に優しさが重要視されるようになってきた。敢えて混同するなら、(日本国内でしか通用しないような)フェミニズムジェンダー理論、男女雇用機会均等法や女性専用○○等々である。

恐らく、一番有名な女性優先主義の名称に『レディーファースト』が位置するのは疑いもないだろう。

本日の話題は、このレディーファーストだった。
大体の日本人がレディーファーストと聞いたら、どういう態度を連想するだろうか?云々。

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閑話休題

留学時代、コミュニティー活動で知り合ったハイパーナンパお爺ちゃんのケンとよく遊んでいたのだけど、洒落の通じない若者が増えたと零していたのね。
日本でもそうだけれど、正しい言葉使いや美しい慣用句などは、もはや化石のようなもので、テレビショーで垂れ流される馬鹿な発言を有り難がり、注意をすると老害だと非難される。
古典文学を引用したジョークを理解してくれるのは、真面目に勉学に励む留学生くらいだよと笑うのだ。

表題にある女心と秋の空も、元々は男心と秋の空だった。男心とは何度も移ろいゆく秋の空くらいいったりきたりの浮気野郎ばかりだぞ!という教えなのだ。

時代に合わせて変化していくものは多い。
それは生みの苦しさだったり、目まぐるしく変わる情勢への反骨心であったり様々だ。
往々にして、若者は年寄りを話の分からぬ頑固者と嫌い、先達は未熟者たちを物の道理を知らぬと蔑む。これこそが文化である。

文明の発達とは、いずれくる荒廃へと向かうものなのかも知れないねーとエスパルスを観ていて思いましたとさ!

勝てない!

蛇足。
真のフェミニストな友人や、ケンのような洒落たお爺は、エイジビフォービューティーと言っていたよ!